> 二つの異なるアプローチによる学びの提供
ブロックチェーンイノベーション寄付講座が提供する教育プログラムは、「公開講座」と「応用実践プログラム」という二つの独立したプログラムによって構成されています。
両者は上下関係や必須の進行関係を持つものではなく、それぞれ異なる目的と学習スタイルに基づいて設計されています。参加者は、自身の関心や経験、目的に応じて、いずれか一方または両方に参加することが可能です。
> ブロックチェーン公開講座:ブロックチェーン技術を体系的に学ぶ基盤プログラム
公開講座は、ブロックチェーン技術を体系的かつ段階的に理解することを重視し、初学者から着実に基礎力を身につけられるよう設計された講座です。
トラストレス・非中央集権型システムの基本概念から、ビットコインやイーサリアムの仕組み、分散型アプリケーション(DApps)の設計事例、ゼロ知識証明(ZK)の応用までを幅広く扱い、講義を中心としたインプット型学習を通じて、技術全体の構造を整理しながら学んでいきます。
断片的な知識の習得にとどまらず、ブロックチェーン技術を一つの体系として理解できるようになることを目標とし、今後の継続的な学習や専門的な取り組みにつながる基盤形成を支援します。
ブロックチェーン分野に初めて本格的に取り組む方から、基礎を改めて整理したい方まで、幅広い参加者にとっての学習の土台となることを目指しています。
> ブロックチェーン応用実践プログラム:分野融合による実践・創造型プログラム
応用実践プログラムは、ブロックチェーン技術そのものを学ぶことを目的とするのではなく、金融、暗号、現代美術、プロダクト設計、モビリティなど、現実社会のさまざまな分野と結び付けながら、その応用可能性や新たな価値の創出を探究することを重視したプログラムとして、2026年度より新設されます。
各分野において、制度、文化、産業構造、技術的制約といった背景を踏まえながら、ブロックチェーンがどのように関わり得るのかを多角的に考察し、単なる技術適用にとどまらない実践的な視点を養います。
本プログラムでは、既存の知識や事例を一方的に学ぶのではなく、参加者自身が文献調査や議論、発表を通じて課題を設定し、未知の領域に挑戦していくことを重視しています。そのため、アウトプットを中心とした学習スタイルを採用し、創造力や構想力を実践的に鍛える場として設計されています。
技術と社会、理論と実践、専門性と創造性を往復しながら、自ら問いを立て、新しい価値を生み出す力を育むことを目的としています。
> 東京大学ブロックチェーンイノベーション寄付講座からのメッセージ
ブロックチェーン技術は、金融や産業、文化など幅広い領域に影響を与える基盤技術として発展を続けています。本寄付講座では、ブロックチェーン分野を取り巻く社会的・産業的環境の変化に応じて、起業家支援プログラムや公開講座など、多様な教育プログラムを展開してきました。その中で、技術理解にとどまらず、社会との関係性や実装のあり方についても継続的に検討してきました。
体系的な基礎教育と分野横断的な専門教育を通じて、理論と実践を往復しながら学ぶ環境を提供し、自ら問いを立て、価値を創出できる人材の育成を目指しています。
今後も産業界・学術界との連携を深めながら、日本におけるブロックチェーン分野の発展に貢献してまいります。
> 寄付講座第3期スポンサーコメント(五十音順)
Casley Deep Innovasions株式会社 / 代表取締役 砂川和雅
応用実践プログラムでは、技術に加えてエコシステムや法規制などの諸問題を扱い、「web3的な社会実装をどう実現するか?」を学びます。実践的な知識の獲得と、同じ志をもつ仲間と切磋琢磨できる点が大きな魅力です。皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
Sparkle AI株式会社(株式会社ファブリカホールディングスグループ)
人口減少社会においては、効率化と同時に「確からしさ」の設計が問われます。AI時代の信頼を生み出す技術を支える人材を、基礎と実践の両輪で育む意義は大きいと感じます。
株式会社グッドラックスリー / 代表取締役 井上和久
寄付講座立ち上げ時より同領域に取り組む弊社は、現在ポイ活とWeb3.0の掛け算を推進し、特にSolanaへ注力しています。本講座が次世代人材を育成し、日本のエコシステム発展の礎となることを期待します。



